簡単じゃなかった妊活開始
私が結婚したのは39歳10か月。あと少しで40歳。
憧れていた子供が欲しいとすぐに思いました。
しかし主人は激務で妊活妊活とプレッシャーを与えるのも逆効果かな。
と、まずはこっそりとタイミングを考えました。
生理周期から排卵日を予測して、何となくタイミングをとれる雰囲気に持っていって…
と思っていましたが、その雰囲気作りというのもしたことがなく、
主人が本当に激務で、中々タイミングをとれない上に排卵日付近にこっそりなんて
全く持って無謀でした。
うまくいくわけもなく、ただただストレスがたまる一方でした。
それでもはっきりと言えない日々は続き、
「男の人は繊細だというし…」
「萎えさせてしまったら妊活自体続けられないし、結婚生活だって破綻してしまうかもしれない。」
「嫌われたくない…」
でも子供がいない人生なんて考えられませんでした。
やってみてダメなら諦めもつくかもしれないけど、まだ何もできていない。
結婚して1年が経とうとした頃、私のメンタルも限界に近づきてきました。このままじゃどちらにしても夫婦生活の危機だと思い、勇気をもって主人に話しました。
「結婚して1年できなければ不妊を疑ったほうがいいらしいよ。」
明るくは言えませんでした。深刻な雰囲気で話し合いました。
主人は一緒に病院へ行くとも言ってくれましたが、まずは排卵検査薬でタイミングをとることにしました。
排卵検査薬を使うと、もうこの日!というのがわかってしまい、また主人にプレッシャーを与えてしまうのではないかとも思いましたが、そんな悠長なことを言える年齢ではない。
リスクの事も主人と話しました。
もし障害のある赤ちゃんが生まれてきたらということも。
でも主人はあっさりと、「そのことも考えたけど、そういう子が生まれてきても大切に育てよう。」と言いました。
もやもや…。それはもちろんそうなんだけど、やれることをやってから言ってくれ…。
うん、ちがう。やれることはやってくれている。]
私は妊活妊活と頭がいっぱいでしたが、主人はこれからの私たちの生活のために仕事に精一杯でした。
それもわかるんだけど。今しかないのに...
結局そういう考えは平行線で、私の中でもぐるぐる回ってるだけでした。
自分の中で消化できるはずもなく、メンタルは崩壊寸前でひとり涙を流すこともしばしばでした。